DIVINE 神聖

<火>

僕の両親はチャッカマン

別れを言う暇もなく

人生が始まった

炎 

ぼうぼう めらめら

両親に教わらなくても

生き方と本能を知った

僕は燃えたいのだ

燃えているからほのぼの萌える

黄色とオレンジ色のグラデーション

妖艶な紺色を携えて

今日も高く勢いよく突進

僕の勇敢な姿に

酸素たちがキャーキャー言いながら

集まってくる

エールをしっかり胸に

精いっぱい呼吸する


たまに僕も不機嫌になる

ぶすぶす ぱちぱち

酸素を拒み 火の苗が弱く 

どす黒い煙だけ残って

ひゅうひゅうと空に伸びていく

ひたすら駄々を言ってくすぶる

    傷付けたりしないよ

    あなたは周りを温かくしているんだ

そよ風が

僕の祖先からの言い伝えを連れてきた

くすぶっていては人間の知恵が台無し

せっかく火起こしから僕らを作って

いろんな場面に役立ててきた

ルーツを思い出すと感無量

僕の生きがいは

あかあかと燃える

よし 

この一瞬も完全燃焼で行くぞ


<水>


あたしの始まりは分からない

集合からの離散なのか

離散からの集合なのか

地と空を絶えず行き来している

荷物がないから引っ越しは苦ではない

あたし 無色透明

いろんな美に合わせられる

白いしぶきを描く滝

青い苔が生息する川

砂が反射するエメラルドグリーンの海

人間世界でも変幻自在

味噌汁の茶色

タピオカミルクティーの肌色

クリスタル如くの涙

裏方でみんなを支えるのが大好き!

滞りなく

しなやかに

物事を運搬していきたいわ

人間は「流水」という綺麗な名前をくれた

流れ続けないと

あたしの顔が濁ってしまって表情が読めなくなるわ

自分が分からなくなって

感情をやらかして洪水や干ばつが起きちゃう

世界が崩れてしまう

だからお願い

あたしは形を持たず裏方にいるから

もし詰まりを見つけたら

取っ払ってね

さらさら ぽとぽと ぴちゃぴちゃ

音色も楽しみ

みんなの世界を豊かにするよ





火 と 水

か と み

気づいたのかな

火水

カミ

かみ



火が火たる状態

水が水たる状態

男性性の活躍

女性性の流転

大地からの子守歌

昨日寝る前に

耳元で小さく唄ってくれた

言葉に潜む万物の原理原則

優しい地鳴りと共に

ゆらゆら ゆーらゆーら

気持ちよいテンポとなって

体のリズムを調えた

か 

フェミニン

マスキュリン

調和

自分の中の世界

他人がかかわる外部

土地と土地

国と国

銀河系と銀河系

宇宙全体

神性(かみ)の法則で動いているように思えた

寝落ち直前 幻を見た

それがある意味

脳波の不注意でバレてしまった

人間の真実かもしれない




「神聖」

<火>

我的父母是點火器

出生後來不及告別

我的人生就啟程了

熊熊火炎 凌人氣勢

即使父母沒有教導

我也知道火的本性

喜歡光與熱 火焰圍繞

轟轟霹靂作響才夠發燒有人氣

黃與橘的漸層

妖豔的紫藍點綴

今天也精神飽滿舞動

就連氧氣也都迷倒於我的勇姿

聚集在四周支持

用力呼吸

將大家的加油聲收藏於心中

偶爾我也會陷入低潮

風中殘燭  搖搖欲墜

做什麼都提不起勁

拒絕氧氣鐵粉們

火苗快要熄滅

仍生著悶氣灰頭土臉

濃厚的黑煙不停盤旋漂浮

  別害怕

  你的溫暖不會傷害人

矇龍中徐徐風兒捎來祖先留下來的記憶

自暴自棄憂愁

只會讓人類的智慧功虧一簣

好不容易從摩擦力中創造出我們

在各種場面上活躍

回想起源頭

突然充滿感激

我的願望一直都是成為耀眼熾焰

決定了

這一刻也要盡情燃燒!


<水>

我不知道我的起源

是從分子到集合體呢

還是集合體到分子?

總之我不停來回於大地和天空之間

沒有行李

所以這樣忙碌的遷徙生活並不麻煩

透明無色的我

可以襯托任何美麗

濺有白色水沫的瀑布

綠色青苔淙淙的河川

沙子反射出來的翡翠綠大海

在人類世界中我也千變萬化

味增湯的棕色

珍珠奶茶的米色

水晶般的澄澈眼淚

我喜歡像這樣在背後支持大家

沒有滯礙

優雅流暢地搬運各種事物

人類幫我取了個恰當的名字—

「流水」

如果不依照循環的本質運作

我的臉就會汙濁不堪而看不清表情

這樣我就無法知道真實的心,而誤解所有感受

伴隨洪水或乾旱

世界崩毀

所以請答應我的請求

我只能在幕後默默守候

如果發現了堵塞

請務必清除它

渢渢  波搭波搭  潺潺

我的柔軟自由

帶著悅耳的音色

將豐富這個萬千世界



火與水

日文可唸成KA與MI

火水

KAMI

注意到了嗎

“神”也是這個發音

當火是火  男性般的勇猛活躍

當水是水  女性般的柔和流暢

相容互補 神性的出現

昨晚大地傳來搖籃曲

在我耳邊輕聲唱著

隱藏在文字裡的萬物規則

伴隨地鳴  緩慢的節拍

調整了身體的頻率

平衡

神聖

自己內部的世界

他人交錯的社會

土地與土地

國與國

銀河系與銀河系

整個宇宙似乎都是照著神性規則在進行


將墜入夢鄉之際

我見到了虛幻

也許是腦波不小心露出餡

洩密了原始生命的真相


Sony A7ⅱ

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