EMPTY 空城

空城を装ってる町
ゴォローン、ゴォロローンドォーン
雷鳴の如く、不気味な音

村人たちは隠れ
私だけ街中を歩き回っている

あれは
風に連れられ、飛んできた枯葉の音
自分なりのごまかし

目を細め、次の方向を確認した
重い足を引きずりながら
結局
一番行きたいところへは向かわないことにした

あゝあゝ
今にも溢れ出る暴動が谷間に潜んでいる
熱気がプンプンと
その存在を仄めかしてる
バレてるかどうか
もはやどうでもよい

瞬く間に世界は覆され
村人たちの叫び声は町中に響き渡ってる
欲望の触手を伸ばして
木馬から飛び出してきた兵たちを捕まえようとしてる

私はただ街の片隅に立ち
その出来事を眺めている

参列できなかったんだ

腰に太刀を佩いていないわけでない
たしかに手にも銀の盾を持ってる

だけど
みんなと一緒に敵を倒しに行けない
空城の凄まじさに圧倒されたまま

独りで
我慢する

空いたお腹を

ひたすらに

あゝ
また聞こえてきた

ゴォローン、ゴォロローンドォーン

「空城」

整個城市都在唱空城計
轟隆轟隆 轟隆隆
卻似乎只有我選擇略過,裝作那只是隨風飄來的一絲沙啞

抬起手,我確認了下一步
終究不是走往吸引我的地方
腳步沈重


原來谷底瀰漫著蓄勢待發的暴力
眨眼的那一瞬間
世界就被顛覆
人們高聲叫喊
伸長慾望的觸手
想要抓住從木馬跳出來的士兵

我只能冷冷旁觀這一切
因為我走不進去那個地域
口袋裡並不是沒有寶劍讓我揮舞
手上也確有盔甲讓我防禦
但我無法加入人群 抑制空城的震撼

獨自忍受

我的肚子餓。

Sony A7ⅱ
taken in 2019 at 男木島

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