DAILY 非日常な日常


台湾南部からフェリーで10分くらいで行ける小さな島。このルートを独占しているのに、賃金のリーズナブルな価格設定に感動する。

風が連れてきた海の匂いは、横浜の桟橋で嗅いだ匂いと全く同じだ。塩を帯びた湿っぽい空気感。

海に囲まれているので、魚料理はとにかく新鮮で美味しい。しかも、安い。海鮮目当てに毎週末のように本島から来る人もいるらしい。

島自体は小さいので、渡船場から降りたら目の前の道に沿って行けば一周できるはず。
はずというのは、途中で引き返して来た道に戻ったから。反対側が住宅地で何もないと言われ旅のルートを冒険できなかった。

その一本道は途中から道幅が広がって、どうやら島の中心地らしい。歩いた感じで約200メートル続いたこの大通りにほぼ島中の飲食店が集まってる。ぱっと見8割が魚料理、残りは焼きイカの屋台やカキ氷の店、ギフトショップなど。

トマトに特製のソースをかけたものが印象的だった。どうも熱中症の解消にいいと言われている。なじみのない味だけど、トマトの酸味とよく合う。

昼は勧められ、地元でも有名な店に入って海鮮料理を満喫した。
満腹になって店を出たら、この一瞬と出会った。

これはこれは、なかなか有り得ない風景じゃないか!思わず微笑んで写真に収めた。

ワンちゃんが微動だにしないのは、おそらくたわしのせいだと思う。あれは浴室掃除用のものに似てて、硬そう。でも同時におばさんの愛情も感じる。
泡立ちや桶の水の量、洗う順番、ワンちゃんを大事にしていることが分かる。

隣の水槽にいるいのちは、これから人間に選ばれ調理される運命を迎える。ちょっと残酷。だから感謝しながら美味しく残さず料理をいただく。

溶けた氷がイカ、様々な魚の味を伝って、洗剤の香りとともに雑踏に混ざり込んでいく。
これはここの日常なんだ、と気づいた。

ここは、「旗津」という島。

「不平常的日常」

這座小島,位在台灣南部,從本島搭乘約10分鐘的渡輪即可到達。渡輪票價便宜得讓人感動。

海風傳來的味道,與在橫濱棧橋上聞到的相同,一股特有的鹽味及潮濕的空氣。

地利優勢,小島上最著名的就是新鮮又美味的海產料理,價格又不貴,許多人每逢週末都專程搭船來吃。

這座島很小,從渡輪口下船後,只要沿著眼前的道路走應該就可以繞完一圈。說應該,是因為當時我們走到中間可以看到海的地方後就折返。聽說另一邊是住宅區沒什麼觀光景點,所以沒有冒險精神的一夥人就決定原路回去。

這條主要道路在離下船口不久後就寬廣許多,似乎就是島上的繁華地帶,也是人潮最多的部分,擁擠大概持續約200公尺的長度,這裡聚集了島上大部分的飲食店,其中大概8成是海產店,其餘的是烤烏賊的攤販、冰店和禮品店。

「切番茄」這道小吃令我印象最深刻。搭配店家特製的醬汁一起吃,說是消暑聖品。不是習慣的口味,但跟番茄的酸味很搭。

中午我們去了很多人推薦的海產店,聽說是有名的老字號。
在大啖美食步出餐廳後,我相遇了這一瞬間。

在食材旁邊洗狗狗,這可不是天天可以看到的景色!我不禁莞爾一笑,拿起相機記錄了這個奇遇。

小狗一動也不動的原因大概是因為那個刷子。它看起來是在刷浴室的東西,硬毛材質,阿姨每用力來回一次,彷彿可看到狗狗輕輕震動。
不過,從泡泡的量、旁邊的水桶、阿姨熟練的洗後腳,可以感受到阿姨很疼這隻狗狗。

水槽裡的生物,接下來將要面臨被人類選擇而後料理上桌的命運。有點殘酷,所以更加感激每一份食物,不浪費。

融化的冰塊水滴沿著展示櫃落往地面,其中散發出曾經陪伴過的烏賊和各式魚兒的味道,混著泡泡的香味飄向人擠人的大街上。
我意識到,這是這裡的「日常」。

這裡是旗津。

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