RED 赤

未だにこの旅行を鮮明に思い出せる。数々君の笑顔の瞬間。

赤はありえない、と笑いながら私の提案を断ろうとしたが、私とスタッフさんの圧力にやっと折れて着ることに。

秋の京都に似合う赤、似合いすぎで紅葉の赤が脇役になる。

きっと誰かの憧れになる、大人っぽい顔とスラリとした体型、どっちも君のコンプレックスだなんて。
だからいつも地味な色を身に纏う。目立つ身長に派手な色が似合わないと理屈を言う。

人それぞれ悩みが違うなと思った。

君が最初に手に取ったパステル色の着物に、私は真っ先にノーと却下した。
心に決めた。今日君をこの季節の主人公にする。うるさい友人でごめんなさい。

初めてトライした鮮やかな赤、しなやかに揺れている振袖によって踊り出す。もっと秋を賑やかにした。

今日のために、私は汚れてもいい格好をし、髪の毛も邪魔にならないようにまとめた。
カメラを構えて何百枚も撮った。ピンボケが多かったが、綺麗な写真もいっぱい。

下向きの視線も、知らない外国人観光客のシャッター音につれ、だんだん自信を帯びてきた。

赤は君の中からなにかを引き出したみたい。
本当の美しさは、この時の君の笑顔なんだ。

恐らく赤の衣装はこれきりだけど、目覚めた自分らしさを忘れないでほしい。
「〇〇だから、●●」という既定はなしよ!

今度の夏はパステル色もいいね。

「紅色」

至今我仍能鮮明地回想起這趟旅程,妳的每一瞬間的笑容。

「紅色不適合啦」,妳慌張地搖頭拒絕,但在我和店員的連番勸說之下,終於還是答應了。

適合京都秋天的紅,讓楓葉也成為了配角。

妳總自卑著自己有張成熟的臉蛋和瘦長的身形,但這可是不少女生的夢想吶。
於是妳的衣服都是偏大地色,不想在高人一等的突兀下穿起太顯眼的顏色。

原來每個人的煩惱不盡相同。

妳最先挑的水藍色和服,還沒出聲就被我一口回絕。我在心裡下定決心,今天要讓妳變成這個季節的女主角。是不是有些後悔和一個囉嗦的朋友旅行!

第一次嘗試的鮮紅,隨著優雅擺動的長袖,彷彿隨風起舞的落葉。妳讓這個季節更熱鬧了。

為了今天,我穿著弄髒也不心疼的服裝,也把頭髮盤起好讓我能專心當妳的攝影師。捕捉了全部瞬間,上百張的照片,有模糊,但有更多的美麗。

妳緊張而伏下的視線,隨著外國人觀光客的喀擦聲,慢慢地揚起自信。

紅,似乎帶出了妳內心某種東西。真正的美,就是妳此刻的笑容。

這大概是妳第一次也是最後一次穿著鮮紅服裝。但是,請不要忘記覺醒的自我。
從來沒有所謂的既定。

今天夏天我們來試試看那套水藍色的和服吧!

Sony A7ⅱ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次の記事

PRAYER 祈り