SHADOW 波打つ光影

今日は恋愛の話をしよう。

あ、ロマンチックなラブストーリーを期待されると困るが。

カメラに興味を持ち始めたのは三年前。
片思いのあの人に少しでも近づきたくて、その人の趣味を自分の日常に加えた。
各メーカーの味、センサーサイズ、絞りとはなどのレクチャーを口実に、ラインする理由を正々堂々と手に入れた。

恋ってお互いがお互いに興味津々の頃が一番無邪気で幸せと思う。
気になり始め、「好き」の気持ちが芽生えた瞬間から、痛みが伴ってくる。
言葉と反応を過剰に解釈するようになって、そればかりに翻弄される。
心があらゆる暗闇を掘り起こした。

平行線は一度交錯したが、やがて平行線に戻る。
重なっている間、お互いが相手に何を見つけたのか。

声かけても、流れてゆくプロットに飲み込まれて静寂に帰す。
届かない、どれほど叫んでた「好き!」
十代のころに備わっていた勇気と衝動はもう生まれない。大恋愛を堪えられる心臓ではないから。

カメラは唯一、二人の接点となった。
ゆらゆら波打っている水面のような朝の光景を見て、思い出に耽った。
追いかけてつまずいた私、写真に気持ちを載せて送った日々。
あっといわせる一枚なら、振り返ってくれるかな。
シャッターを押した瞬間が幸せだったよ

あの人はほかの趣味を始めた。

手元のカメラを見て、寂しい気持ちもあるが、でもね、重ねてきた「カッシャン」、素敵なフレームの数々が写真を撮る楽しさに目覚めさせてくれた。写真に躍動感、生きている時間を見出し、拙劣な文筆で描き出す幸せ。この楽しい気持ちはほかのご縁を連れてくる。
同じ写真好きな友人と出会い、今度は世界が落ち着いたらキャンプして星空を撮る約束も。山の寒さに耐えられなかったら近くの弟さんのお家に退避も可。

大丈夫、あの人とは、繋がっているほかのものができたから。
うふふ。
悲しい話ではない。



「漂浪光與影」

今天說說感情的故事,但請不要期待會出現什麼羅曼蒂克的橋段。

第一次接觸單眼相機是在三年前。
當時,希望能與暗戀的人有更多交集,於是把對方的興趣添加進自己的日常。
廠牌、光圈、片幅等,藉由這些專有名詞的作媒,有了光明正大傳LINE給她的理由。
那段時光好快樂。

兩個人的相遇,初期雙方像個好奇寶寶般彼此探索,這段時期最為純粹與幸福。青澀,是我喜歡的詞,很適合形容這小心翼翼的開端。
但當開始在意,關係萌芽了「喜歡」,痛苦就隨之而來。會過度解釋對方的一言一行,捕風捉影了許多無謂。
內心深處的黑洞也跳出來張牙。

平行線的我們曾經交錯,而後又再度分離,拉回平行。
交錯的那時間,我們在對方身上發現什麼了呢?

站在這頭,不論我如何喊叫,聲音都被不停流轉進行的劇情吞噬,既然沒被聽見,也就不等於存在過,自始都是沉默。
數以萬計的「喜歡」,被擊沉在荒蕪裡。
我們各自的腳本,拉離了彼此。遠離青春大無畏的年紀,沒有勇氣拿著大聲公嘶吼那個可能。

於是,相機成為了我們唯一的連結。
早晨,看著倒影在床上的波光粼粼,我陷入了回憶。
隨著喜歡而慢慢接近卻又一再受挫,將心情寄託於照片上,拍了就趕快寄給她看的日子。
什麼樣的取景與構圖能引起她回眸呢?
希望帶起她的微笑,於是每個按下快門的瞬間都幸福。

我聽說,她有了新的興趣。

看著手邊的相機,雖然有點寂寞,但每個「喀擦」累積起來的瞬間,啟蒙了我對拍照的喜愛。在那四角框中,時間是流動的,生命也在躍動,而我用拙劣的筆觸紀錄與描繪,這產出的過程有苦悶但更多是甜蜜。而這個心情遷來了新的緣分,同樣喜歡拍照的朋友,我們約定好,等世界平息後要一起露營拍星空。如果受不了山頭的冷,可以隨時到附近他弟弟家避難!

別擔心,與她,我們有了新的交錯。
這不是悲傷的故事。

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