VAGUE 曖昧

は目覚めた途端忘れていく

忘れる過程は、雨に濡れた水彩画のようだ

色が薄れていくだけでなく
周りの色とごちゃ混ぜて
まったく
もともと存在しなかったものを捏造し出した
器用というか、不器用というか、脳は

夢との境目には
このような曖昧ゾーンがある

よほど強烈な夢でない限り
夢から戻る時
このゾーンで孟婆湯を飲まされた気分
オイシイ夢は持ち帰れないと分かった

あんなに夢の中で意気込んで
この情景を小説の一節にするぞと誓ったのに
輪郭が朦朧な上
絵描きが苦手な私
ロ字型ビルの天井にぶら下がる異様な丸いオブジェを描くにも
ヘンテコな二次元の楕円になる
ミステリアスな雰囲気が一気にゼロに

未来の科学技術で
脳内映像をそのままリアル世界で再現できないかな
ハガキとして出力してコレクト
見たことのない生き物、色、人物、風景、感触らをいつまでも覚えていたいな

今まで何回も夢日記を試したが
文字にするスピードが夢を回想時の思考に間に合わず
そのもどかしさで何回も諦めた
または鮮明に刻もうとしてワンシーンを記すだけで時間がかかり
結局起きている時の脳も創作に関わって夢のオリジナル度が減った
楽しくないわけではないが
目覚めたばかりでこのような心力を要する作業にもすぐ飽きた

キーワードだけでも
また始めてみよう

ピーちゃんに習って

昨日の夢を一つシェアする

集合写真を撮るとなると
笑いながら後ろへ転倒し始めるご当地ゆるキャラのスターたち
3、4回とも足が滑ったみたいで
ケラケラケラの声とともにこける

なかなかシャッターを押せない事態になっているが
周りにいるみんなが笑っているから
夢の中で特にこれは変だという認識はない
むしろ楽しい初夏ピクニックの空気が漂う

今考えれば
ちょっとぞっとする

たしか、くまモンがいた
あと一人赤いのは
そうだ
チーバくんだ



「VAGUE」

總在醒後慢慢忘卻

忘記的過程就像被雨淋濕的水彩畫

不只淡化了鮮豔
還混合了周圍的顏色
不停攪和
以至於創造出本來不存在的東西
是否該稱讚大腦的創造力呢?

夢與之間
有著這樣重疊的曖昧區域
只要夢境不夠強烈深刻
甦醒前
就像在此區域飲下孟婆湯般
原來夢,是無法打包外帶的

明明在裡頭時信誓旦旦地說要將這一幕寫成小說的某章節
醒來後卻捉摸不住漸漸模糊的輪廓
懸掛在口字型大樓天井上的圓形不明物體
在我拙劣的繪圖下
僅變成一個平面橢圓
神祕氛圍瞬間歸零

希望以後的科技可以精密重現每個人腦中所想的各種畫面
透過某種機器列印
輸出成明信片收藏
那些第一次見到的生物、色彩、人、風景、觸感等等
我想一直記著

曾經嘗試過紀錄夢境
但不論打字或手寫,
文字趕不上回味夢境時的思考速度
讓性急的我沒多久就放棄了

抑或是想仔細描述各種虛構場景
於是認真刻劃
光只是眨眼一幕就花上許多時間
敘述中醒著的腦袋也加入幻想
連帶降低夢的原創度
雖然好玩
但醒來後的朦朧卻不太適合這樣勞心的作業

試試看只要排列關鍵字吧
留下一些紀錄

學習我的心靈導師PEAT先生

分享一個昨日的夢

拍團體照時
每個縣市的吉祥物不知怎地便邊笑邊往後倒
重複三、四次都一樣
屢試不爽
伴隨著呵呵笑聲
看著他們像踩到香蕉皮似的滑倒
根本沒有按快門的機會

但周圍的人都笑著
於是夢裡的我也不覺得有哪裡不妥
反而空氣中飄散著初夏野餐的雀躍輕快

但現在想想
其實挺詭異的

裡頭有熊本熊
還有一個紅色角色
啊,那是千葉縣的吉祥物!

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