BREAKFAST もっと心にワタシを留めて


「最近さ、夜中トイレに行く回数が増えたんだよね」

友人Aの家に遊びに行って、Aのお母さんと三人で朝ごはんを食べた時に、Aがぽろっと口に出した言葉。

「(連休だから)家にいる時間が長いし、無意識の間、水飲む量が多いからじゃない?」Aのお母さんは特に変に思わずに返した。

「いや、そんなに変わってない。そのせいで夜もあまりよく寝れないわ・・」
Aは続いてる。

「そこまで敏感にならなくてもいいかな」
Aのお母さんは片手ゆで卵、片手スマホをいじりながら答えた。

Aは黙り込んだ。

Aと知り合ったのは三年前。そこまで神経質な人ではない。むしろノンケな性格。

だけど、私は分かっている。

お母さんの愛が欲しかっただけなんだ。

兄を持つ2人兄弟のAは、小さい時からお母さんがお兄さんを溺愛で付き添いっきりの状態だったため、満足に自分の欲を言えず、満たしてもらえなかった。

今経済的に自立しているから、お母さんとの関係はもう気にしていない、お母さんは好きにしろ、とAは口では言っているが、行動は素直に心を反映している。

お母さんの愛に飢えてる潜在意識、それが、自分には愛される資格がない、と歪な思い込みとなって脳に根付いてる。

余計に承認欲求を求めている。他人の評価によって自我を構築している。

恋愛においても、自分の要望を言えず、本音を犠牲にしてしまう傾向がある。

いい子にしていればお母さんは可愛がってくれる。兄よりいいと気づいてくれる。

これが、

相手に合わせれば愛される。

と頭が変換してるらしい。

だけどうまくいかない。
素の自分が顔を出せなくてもがいている。その矛盾に本人は気づいてないまま、生き方の違和感に苦しんでる。

Aの背中を撫でながら、欲しいのは私の言葉ではないと知りつつも、優しくフォローした。

「じゃあ記録してみようっか?」

私の言葉に無反応だけど、
Aの中の、小さな女の子が泣いている姿を垣間見た。

私も泣きたくなる。

「可不可以多關心我一點?」

“最近半夜上廁所的次數好像有點多。”

趁春節連假期間去朋友A家作客。吃早餐時,A這樣對她媽媽說。

“放假一直待在家,本來睡就會喝的比較多啊,加上又沒運動。”A的媽媽聽後並沒多大反應。

“就是因為沒有喝比較多我才擔心呀!害我這幾天晚上都睡不好。”A繼續講。

“我覺得妳不用想太多啦~”A的媽媽剝完水煮蛋的殼,一邊吃一邊滑手機關注最新社會新聞。

A聞後默不做聲。

認識A是3年前,她的個性其實很大剌剌,不拘小節。
但我知道,她內心很渴望媽媽能多關心她一點。

A有個大她3歲左右的哥哥,聽A說,媽媽從小就對哥哥無微不至,幾乎到了溺愛的程度。反觀對A,就採取一種放任主義。

媽媽的眼裡耳裡心裡只有哥哥的喜好,A從小就沒有得到媽媽的關愛,於是也變得不會表達自己的需求,但更正確的來說,她也不知道自己要什麼。
從來沒有人鼓勵她說出來。

A說她現在經濟獨立,已經不用依靠媽媽而活,所以她也不再在意媽媽要對誰好或怎麼做,但A的很多舉動,其實都反映了她對原生家庭的渴望。

渴望媽媽的愛,這一想法沈寂在潛意識裡,卻演變成「自己沒有被愛的資格」,根深蒂固地扎根在她的行為模式裡。

於是乎更需要他人的肯定來建構自我價值。

感情上也是。
A總習慣隱藏自己,全力配合對方。
在她的認知中,

「做乖小孩,媽媽有一天會發現她比哥哥好」
這一念頭衍生出了「配合對方就能得到對方的愛」

本末倒置的觀念讓她感情總是不順,工作上的人際關係也總是受挫。沒有意識到這點的她,有時看起來活得很累,讓人心疼。

“那我們來紀錄一下?”我說。

拍拍A的背,我知道她真正想要的不是我的陪伴。
她沒有反應,但我知道她內心深處的小女孩正在哭泣。

我也跟著流淚。

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