FREE LAND 自由へ


(前略)

「目を閉じて」

優しい囁きのおかげで
激しく鼓動している心臓が静まってきた
無数の雑音や懐疑が遠のいていく
次の瞬間
周りの日常が異化し始めた

得体のしれない黒い物体は太陽にとって代わって
空高く輝いている
黒い光の輪は円を描いて
一層 また一層 広がっていき
やがて空いっぱいを埋め尽くす
そして迫ってくる

視線が狭まるが
耐えがたい暑さもなく
手を伸ばしても
以前として乳白調の肌色

立っている道路は波を打ち始めた
アスファルトの偽装を脱ぎ
原始的な地表を露出させた
見渡す限り
妖艶奇妙なお花ばかり
一種名状できない匂いが空中に漂っている
私は躊躇った
息を止めるべきなのか
力いっぱい吸うべきなのか

酸素と違う気体であることだけが分かる



十年前の文字

周期的に繰り返し陥ってしまう苦しみから逃げるために
作り出した想像世界

高速に目が開閉するうちに
何が真実なのか区別できなくなる
どちらにも光があり
どちらにも闇がある

招待状は涙のみ
目から零れ落ちてはじめて
この世界の扉が開く

私はそこで傷を癒している

泣くことは心が弱い人がやることと思い込んでいだが
今となっては
これは自分に合うストレス発散法とようやく分かった
世間のラベルはどうであれ
私が求めている自由
涙は一つそれを味わえる方法と気づいた

一粒一粒
魚眼視界を覗かせてくれるクリスタル
とても綺麗だ



「FREE LAND」

(前略)

「閉上眼吧」
輕柔的聲音
緩和了我鼓躁的心跳
那些無數個重疊或懷疑都不重要
下一秒我就發現
周遭的日常突然開始異化

黑色的圓輪取代太陽閃熾在那上方氣層
一圈又一圈的黑色波浪
層層堆疊地劃滿這個頂端
我的視線被狹隘了
但這黑色圓輪卻沒有一丁點擾人的熱
而伸出去的手也沒有因此染成黑色

道路開始波動
脫去了柏油的外衣,露出原始的地皮
四周盡是妖異的花朵,散出一股奇異的味道
不知該掩鼻還是用力呼吸
是某種異於氧氣的氣體


十年前的文字

因著某種周而復始的痛苦
創造出一個想像世界逃離
快速睜眼眨眼之間
慢慢分不清何為真實
兩邊都有光亮
兩邊都有黑暗

眼淚成為邀請函
只有在滑落眼角時
我才得以進入那個空間
靜靜放空療傷

以前以為哭泣是軟弱的表現
但現在知道這是適合我紓壓的方式
不論世俗的標籤為何
我查覺到
眼淚是一種方法
能讓我感受到一直在追求的自由

一顆顆帶出魚眼視界的晶瑩
很美麗

Sony A7ⅱ

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