BREAKFAST 朝ごはん



また家旅行を始めてみよう。

実はこの友人と会う前、朝6、7時頃、たまたま台北で乗り継ぎする別の友人と会ってきた。まさか第三国で再会するとは!この偶然を逃す理由はもちろんない。

早朝の駅構内、マックしか開いていない地下街、一駅分歩いてやっと見つけた24時間営業のブランチの店。
胃は摩訶不思議な生き物。朝早々寝ぼけて駄々をこねているのに、一口目を無理やりあげたら、一気に頂戴頂戴モードに。結局満腹になる。

1時間で会えていない一年分の近況報告。どちらも嬉しい情報、スリリングなニュースあり。短い再会を終えて元の予定へ急ぐ。

穴場でいつも行列ができる有名な朝ご飯屋さんへ連れていくよ、と友人は控えめな笑顔をしながら言った。だがキラキラしている目から、この計画に自信満々の様子を垣間見た。後でほら、ほめてねって言わんばかりの表情。

察した以上、脳内にある人間関係維持のためのマニュアルが勝手に作動する。この好意をどうしても壊したくないので、まだ食べていないと嘘をついた。まあ食べられないわけではない、と自己催眠を始める。

住宅街にひっそり店を構えている例の朝ご飯屋さん。素朴な看板が目立たない。路面店なのに、長い列がない限り、普通の個人経営の店と見逃してしまう小さな店。

狭い店内は観光客でいっぱい。
いろんな国の言葉が飛び交う。

だが共通している動きがある。

トレーがテーブルに着いた瞬間、一斉にカメラや携帯を向け、SNSへの発信タイム。
うふ、笑ってはいけない。かくいう私も友人のお箸を止めて、写真と動画を撮った。考えられる角度から。

正直、このボリュームを見た時は、ぐいっと思わず唾を飲んだ。いける?いけない?半分ならいけそう、と脳内も店内の雑踏に負けないくらい騒動している。

しかし、美味しい、と口から脳に指示が届いた瞬間、胃は、はいはい、もう少しスペースを作ってあげるよ、と言ってくれた。おかげで楽しくおいしく平らげた。そして、友人は少食なのを初めて知った。

ここは駅からも離れているのに、みんなどうやって見つけたのかな。
インターナショナルな老舗の朝ご飯屋さん。訪れた客のファッションからどの国なのかを当ててみるゲームを心の中でやっていた。韓国人が一番分かりやすかった。

向こう側が幼稚園。子供の笑い声を聞きながら、懐かしい台湾の朝を満喫。
私の胃は本当に大したものだ!

ここで驚いてはいけない。
この後はかき氷とタピオカミルクティの旅が続く。
もちろんそれはこの時点の私には知る術もない。

昼12時ころ、すでに一日のコースを達成した気分になる。
お腹は愉快なメロディを奏でた。

いつも台湾に行く時は太るが、喜んでダイエットをのちほどする。

記憶から戻った。本当にいいタイミングで台湾に行ったな。
あの暑さゆえの不機嫌、いつでもお祭りのような夜市。

今はほぼどの国も国境を閉ざしている。
オンラインで交流できるけど、リアルな場でしか味わえない体験、肌感覚ってある。
人間関係の温度も同じだ。スクリーン越しの笑い声はやはり寂しく感じる。

一日も早く落ち着きますように。

「早餐店」

今天也來場家裡旅行!

其實在和這位友人見面之前,大約6-7點左右,我已經去見了另一位友人。平常各自在不同國家打拼,竟然很難得的遇到彼此在台北短暫停留。前一晚才知道的我們,不囉嗦,直接捨棄睡眠約見面。十幾年來的老朋友,再短都要聚。

清晨的台北車站,除了麥當勞其他店都還沒開。但不愧是三鐵共構的中樞站,這麼早的時間仍一堆人等著搭車。我們沿著往中山站的地下街走,終於找到了看似24小時營業的美式早餐店。
胃真是神奇的生物,剛起床明明還在鬧脾氣不肯開門,硬餵他一口後立刻清醒,不停索取更多,不知不覺就吃撐了。

相聚的一小時內報告完這一整年各自發生的近況。彼此都有粉紅泡泡的喜訊和刺激的體驗談。送友人去搭車後我趕往赴原本的約。

聽說要去一家隱藏版的美食早餐店。友人臉上沒有太多表情,但發光的眼神透漏著對這安排很滿意,有著估計一定會讓我說好吃的自信。

知道這是她為了喜歡吃蛋餅的我特地查的資訊,於是腦中對人際關係維護的機制也自動啟動,不想辜負這份心意,於是說了好餓的小謊,開始催眠自己其實還能吃。

那家早餐店藏身在住宅區的一隅,樸素的招牌並不顯眼。雖然是面向大馬路,但要不是那長長的人龍,其實很容易讓人忽略掉。

狹窄的店內幾乎都是外國人觀光客,各國語言你來我往。
但不分國籍的是,當餐盤一上桌,大家皆會不約而同地拿起手機或相機拍照,網美打卡的必備反射動作。
裝不了文青,我也阻止了友人伸出來的筷子,照片攝影通通來一輪。

老實說,當看到友人點這麼多的時候內心有點傻住。
“吃得完嗎?可能吃不下、吃兩三口的話應該可以…”不輸給店內的喧囂,我的腦中也大聲爭論著。

但是,當味覺傳遞好吃的訊號給大腦時,胃就很好心的說「好啦,看在妳面子上我挪些空間給妳」,真幸運。
於是我很滿足地吃完這份古早味早餐,也才第一次知道原來友人的食量那麼小。

這裡明明離車站很遠,大家是怎麼知道的呢?口耳相傳的力量無遠弗屆。
國際化的老店,我在心中暗自玩起從大家的妝扮猜國籍的遊戲。韓國人是最好懂的。

對面是幼稚園,聽著小孩的笑鬧聲,享受了這頓久違的台式早餐。
我的食量真的驚人。但千萬不能就這樣被嚇到。
因為接下來我還吃了一整碗的雪花冰和大杯珍珠奶茶。

胃就這樣迎接了好多驚喜。
才中午12點左右,感覺就像走了一整天的行程。
肚子發出了愉悅的聲響。

每次去台灣都會增加一些體重,但卻甘之如飴。

差不多要從記憶回到現實了。
想想,這兩年很幸運可以造訪台灣這麼多次,看見了吃到了台灣的美與特色。
現在各國在邊境築起了高牆,雖然可以透過網路交流,但只有現實才能體驗到的真誠是怎麼樣也無法被取代。隔著螢幕傳來的笑聲,總還是讓人寂寞。

希望早日平息,國境再度開放。

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