DELUSION OR REALITY 記憶と妄想


記憶と妄想

年代が古ければ古いほど時にぐちゃぐちゃになって、実際に起きたことなのか、自分の脳が作り出した幻なのか分からなくなる。

私の中で、そういうシーンが一つある。

小さい時に住んでいた家、なぜか間取り図にない小さな部屋で遊んでいる情景がとても鮮明に残っている。
親がわざと隠して、大きな本棚でその入り口を塞いだ。
ある日の午後、留守番をしている私と姉。いつもの通り遊んでいて、誰の提案なのか忘れたが、偶然本棚の上まで登ってみたらその後ろに隠された部屋を見つけた。あの時のドキドキと興奮をいまだに覚えている。

両親や姉に聞けばすぐ分かることだが、それも聞く気にならない。本当かどうかもはや重要ではない。あの部屋で大事にしているおもちゃたちとままごとをした時間が楽しかった。

特にこの兎のぬいぐるみと夢中に遊んでいた。2〜3歳から私のそばにいてくれて、こっちの生活にもだいぶ慣れたよ。

好きすぎて口に入れた時のよだれは何回かの洗濯によって匂いは消えつつあるが、思い出だけはそのまま健在。変な染みにも愛嬌を感じる。

眺めるだけで癒される。
この記憶と妄想の間を行き来する記録は、大事な、大事な宝物だ。

そのシーンの中に、赤いメリーゴーランドのオブジェもあった。セピア色に褪せていく記憶の中で、その赤が依然として輝いていて回る馬たちと共にとても目立っている。



「記憶與妄想」

記憶與妄想

年代越久遠越分不清腦中那段畫面是真實發生過的事,還是只是想像力勾勒出來的夢境。

有這麼一個畫面,一直存在於我的腦海中。

年紀還很小的我,在舊家一個沒有出現在平面圖上的小隔間,類似儲藏室,在裡面玩耍的影像。

父母在那個位置擺了一個很大的書櫃,於是從外觀來看,後面就是一面普通的牆壁,壓根不知道竟還藏著一個空間。
某日午後,一如往常和姐姐在家裡玩,不知哪來的想法爬上書櫃,就是在那時候,發現了這個小小的世外桃源。當時的興奮和雀躍,至今仍記得。

其實只要詢問父母或姐姐就可以知道答案,但我卻提不起勁問。是真是假對我來說已經不重要。和喜歡的娃娃們在裡頭玩扮家家酒的時光實在太美好。

特別是這隻兔子玩偶,總在每場主題中出現。從我兩三歲時就陪伴著我,一起飄洋過海,看著我哭及笑,然後成長,似乎也習慣了這邊的生活。

小時候愛含著它,覺得是一種愛情表現,混合著口水、牛奶、灰塵的味道,漸漸地被洗衣精的清爽給取代,但滿滿的回憶還健在,那個奇怪的污漬也令人莞爾,仍舊愛不釋手。

光只是看著摸著就好療癒。
這段遊走於現實與妄想間的片段,是珍藏於心底的寶物。

對了,在那房間中,還有一個紅色的迷你旋轉木馬,慢慢泛黃的記憶中,那個紅,依然鮮豔,襯著年幼的我開心的笑聲。

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